Patreonから6月21日に新しい機能が発表された。
→Introducing a new Patreon for a new era of creative control
サブスク登録をしたパトロンに対して限定コンテンツやコミュニケーションができるPatreonではあるが、無料のメンバーシップとデジタルコンテンツの販売ができるようになるようだ。
だが、ニュースリリースだけでは今までとどう違うのかが分かりにくい。これまでもパトロンにならなくてもフォローすることで情報を受け取ることができた。無料のメンバーシップでは何が変わるのだろうか。
デジタルコンテンツの販売については、これまでサブスク登録のみで1回のみの支払いなどもできなかったので、こちらもどういうことができるかは気になる。
→Patreon adds e-commerce tools, free fan membership
機能が実装されたら見てみようと思っていたが、他のアカウントより早く先行実装されてしまった。自分で先行リリースに申し込んでたような気もするが、あっさり選ばれてしまったようだ。
未だ内容が分かっていないので調べてみよう。
Introducing a new Patreon
新しいPatreonとある。その先行リリースの案内ページにあった動画を見てもさっぱり分からない。
直接ファンにリーチでき、コミュニティを強化して、デジタルコンテンツを誰にでも販売するためのオールインワン・スペースとある。
少し詳しく見てみよう。
ソーシャルメディア以外のスペースで、コミュニティと直接、確実につながることがでるとある。このところのTwitterの不安定さを暗に指摘しているようでもある。
ファンは、公開された投稿の最新情報を得るために参加することができ、基本は無料のコミュニティだが、有料オプションを提供することができるようだ。アクセス解析で無料ユーザーと有料ユーザーの推移も確認できるようだ。
ソーシャルメディア以外でファンに繋がれる点が強調されている。
次にPatreon上でのデジタルコンテンツの販売が可能になるようだ。
ビデオや画像の他、ポッドキャストのエピソードなどが例に挙げられている。ダウンロード可能なデジタルコンテンツをPatreonでコミュニティに入っていなくても購入ができるようだ。
Patreon内にショップページが作られるようだ。現状、売るようなデジタルコンテンツがないが、何か考えてみてもいいかもしれない。
有料で販売しながら、パトロンなどの会員には無料で提供などもできるようだ。
SNSへ頼らない仕組みへ
主にこの2つ、無料のメンバーシップとデジタルコンテンツの販売が新機能のようだ。
これまで、サブスクリプションや寄付、支援などをPatreonで行い、ファンとのコミュニケーションはそれぞれSNSで行っていたが、SNSに頼らずにコミュニケーションを取れる方法を目指しているように見える。Substackの動きにも近い。
Twitterのゴタゴタによってすべてを網羅したSNSへの信頼性が落ちているようにも見える。より小さなファンとのコミュニティを気付いていく方向か。
ただ、拡散性は弱くなってしまうだろう。SubstackのNotesの方がまだレコメンドなどが機能しているように見える。
若干、無料のメンバーシップへの参加の仕方が分かりにくいのも気になる。
下記のURLから、少しスクロールして「コミュニティに参加する」をクリックすることで無料のメンバーシップに参加できる。
https://www.patreon.com/potaufeu
有料のメンバーシップのメニューが上に来てしまうのは、仕方がないのかもしれないが、ページを分けるなど、無料のメンバーシップの案内ページが欲しいものだ。
またデジタルコンテンツの販売も設定してショップページを確かめてみたい。
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